小川監督「代走、川本」神采配

2011/07/07 23:11 カテゴリ: swallows

今日の勝ちはすごい...

(代走の場面は02:30頃です)

7回までハーラーダントツトップの内海から、内野ゴロの間の1点を取るのがやっと。
中継ぎが踏ん張って1点差のまま迎えた8回裏。

青木がヒットで無死一塁。
犠打リーグトップの田中がバントで送って一死二塁。
続くホワイトセルがヒットでついに同点!

ここまでは、よく追いついた、という感じ。
続いたチャンス(一死一三塁)は併殺で終了。
決めきれなかった感が強かった。

10回から守護神イム投入。
11回まであり得る展開での早めの投入。
ここでイムをケチっていたらどうなっていたか...

11回はイムを下げて新人の久古(きゅうこ)。
ここまで貴重な中継ぎとして働いて、運もあって4勝。
新人王争いで頭一つ抜けている澤村と同じ勝ち星。
新人離れした落ち着きがあって、安心して観ていられる。
今日も二死から連打されたけど、ヨシノブを打ち取って巨人の今日の勝ちをなくしてくれた。

そして11回裏。

不振のバレンティンが幸運な内野安打。
使い続けた監督にあっぱれ!
続く宮本は100%バントの状況で、バントの構えから死球。
無死一二塁から川端のバントが野選で無死満塁。

もう勝った。
9割9分勝ったと思った。
しかし相川の内野ゴロは見事な守備で本塁封殺。
一死満塁。
代打藤本。
この流れの中で、ちょっと残念な見逃し三振。
二死満塁...

ここで青木登場。

カウント2-1の時に一塁ランナーに代走が出る。

???

なに??

その代走はヤクルト最後の野手。
巨人ファンからは「思い出出場か?」と揶揄する声も。
NHKの実況も解説の伊東氏も特にその理由をコメントしない。

そもそも同点の延長戦の裏の攻撃。
三塁ランナーが帰ればサヨナラの場面。
一塁ランナーに代走を送る意味があるのか?

結果...

次の投球を青木が二塁左にゴロ。
二塁手がダイビングしてゴロを捕球するも、焦ったのかトスが乱れて、

ギリギリで二塁セーフ。

青木のサヨナラ内野安打...

直前に代走で一塁に出た川本が二塁のクロスプレーでセーフになってサヨナラ。

こんなことがあるのか?
神采配?

確かに川本は足が速い。
捕手としては速い方かもしれない。

でも、あの場面で代走を出して、結果的にそれが功を奏してしまう。

守る方からすればどの塁でもアウトを取れれば良い。
フォースアウトになりやすい二塁に走るランナーを変えておく。
99%無駄になることを承知で変える。

不振のバレンティンが放った内野安打から始まったサヨナラ劇。

打てる手を全て打って結果を待った小川監督の勝ち。

久古は新人トップの5勝目。
青木の満面の笑顔。
代走川本、二塁ベース上でガッツポーズ。
サヨナラのホームを踏んだ森岡が全速力で青木のもとへ。
10回に登板して勝ちもセーブも付かない外国人投手イムの子供のような笑顔。

いいチームだなぁ。

いやホントにこの1勝は歴史に残るかも。
スポーツニュースハシゴしなきゃ(^^)

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