10月に入ってすぐ、米アップルのスティーブ・ジョブズが亡くなりました。
彼は世界中の一部の(けれど決して少なくない)人をワクワクさせる製品を次々に生み出してくれました。
モノ造りに一番大事なことを貫き通した人だったように思います。
私にとっても彼の製品は仕事の道具というだけでなく、何とも言えない愛着のある製品ばかりです。
彼が生み出したような製品が今後でてきてくれるだろうか...
とても心配です。
ジョブズに興味がある方は、こちら↓もどうぞ。
スティーブ・ジョブズ(1)
スティーブ・ジョブズ(2)
スティーブ・ジョブズはよく「未来を創った」と評されますが、その「予言」をいくつかご紹介します。
1984年
箱(機械)の中に小さな人間が入っているようなもんだよ。
こいつは僕たちのしたいことを予測し始めている。
こいつは僕たちを助けるというより、膨大な情報の海を泳ぐための案内人みたいになり始めている。
箱の中に小さな友達がいると言ってもいいくらいだ。
(Siriの構想はおそらくこの時点であったのでしょう。30年近くをかかりましたが、亡くなる直前にSiriが発表されて本当に良かったと思う)
1985年
大部分の人たちにとって、本当の意味で驚異的なブレークスルーがこれから実現する。
(かつての)電話とおなじくらいのね。
僕たちはまだ、その第一段階にいるんだ。
(個人がようやくコンピュータを買えるようになった時代に、インターネットの登場を予見)
2001年
僕たちの社会が前に進むための課題のひとつは、子どもたちに彼らの世代のメディアを通じて自己表現する方法を教えることだ。
僕たちの時代のメディアはビデオと写真だけど、大半の人たちはまだ消費者のままで、創り出す側にはなっていない。
(YouTubeの登場は、この4年後)
Newsweek日本語版2011/10/19号「完全保存版 ジョブズ、天才の奇跡」より