"うつにならない人間関係"の4つのポイント
https://www.sinkan.jp/news/index_2664.html?news2664
この記事にあるような対処方法、あるいは考え方を「ストレス・コーピング」と言うんだと思います。
そのまま訳せば「ストレス対処」ですが、これが実に有効です。
うつ病は心の病ですから外科的に治せるものではありません。
また、(今のところ)うつ病だと診断するのに定量的な判断材料がありません。
うつ病には薬が効くと言われていますが、抗うつ剤、安定剤などは医師に処方してもらうのが普通です。
つまり、病院に通えないほどの状態になると問題です。
私の場合は発症時に今ほどうつ病が知られていなくて、自分でもうつ病などとは考えておらず、様々な病院で診ていただきましたが
「様子をみましょう」
「症状がでているときに来てください」
などと言われてしまい、何も診断されないままひどい状態に陥ってしまいました。
そんななかで医者がダメならと思って行ってみたカウンセリングで「ストレス・コーピング」を知りました。
具体的には、患者とカウンセラーとで患者のストレスの根本を探り、そのストレスをどうしていくのか ... 排除するのか慣れるようにしていくのか ... とことん考えていきます。
患者が自分のストレスを正当に評価するのはなかなか難しいです。
例えば身近にストレスを感じる人がいることに思い当たったとして、その人が自分の症状の根本原因だと考えなければならないからです。
うつ病になりやすい人の傾向が、特定の誰かを悪者にすることを邪魔します。
しかし、そのような作業をなんとか続けていくと、患者自身が自分のストレスの正体をつかめるようになります。
(誰でも、とは言いませんが私には有効でした)
記事にもありましたが、ストレス・コーピングのカウンセリングでは「他人を変えることはできない」と教えられます。
また、相手は自分にストレスを与えているとは思っていないことがほとんどだとも教えられます。
つまり自分がどう感じるか、だけなので「自分を変える」ことに帰着するわけです。
結局私はストレス・コーピングの途中で症状が悪化し、再びひどい状態になりましたが、今度は病院でうつ病と診断してもらい、2年ほどの通院・服薬で治りました。
治ったのは薬のおかげで、ストレス・コーピングは関係ないと思われるかもしれません。
しかし、重要なのはストレスの対処の仕方、つき合い方を学べたことです。
うつ病は再発の危険が高い病気と言われています。
再発させないためには自分でストレス・コーピングできることが重要なんです。
医者から「もう通院の必要なし」と言われて数年経ちますが、おかげさまで元気です(^^)
"うつにならない人間関係"の4つのポイント
https://www.sinkan.jp/news/index_2664.html?news2664