人の体も草花も地球も太陽も銀河も、この宇宙のすべてのものは、100種類程度しかない原子の組み合わせでできていると教えられ、そう思ってきました。
水素・酸素・炭素・シリコン(ケイ素)...
スイ・ヘー・リー・ベ...
と覚えたあの元素周期表に載っている元素が万物の基であると。
さらに言うなら、すべての原子(あるいは元素)は電子・陽子・中性子でできていて、陽子と中性子はさらに細かい素粒子に分解される。
これ以上分解できないと考えられている素粒子は10数種類。
万物はこのたった10数種類の素粒子でできている。
詳しくは知らないけれど、きっとそうなんだろうと思ってきました。
しかし、そうではなかった...
6/26にBSフジで放送された
「ガリレオX ~暗黒物質の謎 宇宙を満たす未知の存在~」
を昨日観ました。
そこでははっきりと
「万物は原子でできているという常識が覆された」
「地動説への転換に匹敵するほどのインパクト」
と紹介されています。
原子が5%弱、暗黒物質が約22%、残りが暗黒エネルギーで73%ほど。
実に宇宙の構成要素の96%は未知であることがわかってきました。
番組は30分で、とても良くまとめられているので、機会があればぜひ観てみてください。
再放送は7/3(日)朝8:00~8:30です。
ちなみにこの番組に登場する「村山斉」氏は最先端の宇宙論番組にはたびたび出演されていますが、とても聞きやすい話し方がステキです。
1964年生まれ...同年代だ...
すごいなぁ。
「村山斉」氏の著書「宇宙は何でできているのか」を注文しちゃいました(^^;
新書大賞2011第1位のベストセラーだそうです。