第33回 期待値の計算 | EVA15 未来への咆哮

(2021/09/30 大当たり確率を319→319.69、ST回数160→163として計算し直しました)

個別の機種の計算ばかりですみません。EVA15です。

某裏研修さんの動画でスペックを拝見したので計算してみました。
公式には情報公開されていないのでスペックなどがハッキリしたら修正します。
数学講座というほどではありませんが、練習問題と思ってください。

1.EVA15のスペック

【表1】EVA15の予想スペック

大当たり確率1/319.69
ST中確率1/99.4
ST回数163回
時短回数100回
アタッカー賞球10カウント15個(3R/10R)
振り分け(ヘソ)3R 通常(時短100回)41%
3R ST56%
10R ST3%
振り分け(時短中)10R ST100%
振り分け(ST中)10R ST100%

時短中もSTと同じ振り分け(10R 100%)と想定しています。

2.遷移図

【図1】EVA15の状態遷移図

図中の「ST」は突入時の獲得ラウンドは含んでいません。
時短引き戻しの時の10R獲得を忘れないようにしましょう。

3.準備

【表2】各種計算

ST継続率\(1-(1-\dfrac{1}{99.4})^{163}\)0.808
時短100回引き戻し率\(1-(1-\dfrac{1}{319.69})^{100}\)0.269
時短引き戻し込みST突入率\((0.56+0.03)+0.41 \times 0.269\)0.700
ST平均継続数(突入時を含まない)\(\dfrac{0.808}{1-0.808}\)4.197回
ST平均継続数(突入時を含む)\(\dfrac{1}{1-0.808}\)5.197回
ST突入後以降の平均獲得R数\(4.197 \times 10\)41.97ラウンド
1R出玉\(10\times(15-1)\)140玉

ST平均継続数の式の根拠などは第26回を参照ください。

4.初当たり時期待総ラウンド数

初当たりで4通りに分かれます。

まずは「状態」の種類と内容を確認しておきましょう。

A 3R通常→時短不発(3R獲得→終了)
B 3R通常→時短引き戻し(3R獲得→10R獲得→ST)
C 3RST(3R獲得→ST)
D 10RST(10R獲得→ST)

それぞれの起こる確率に得られる平均ラウンド数をかけて4つ合計すれば「初当たり時期待総ラウンド数 」となります。
そのような計算を表にまとめると次のようになります。

【表3】状態別平均獲得ラウンド数の計算

起こる確率ラウンド数確率×ラウンド数
\(0.41 \times (1-0.269)=0.2997\)\(3\)0.899
\(0.41 \times 0.269=0.1103\)\(3+10+41.97\)6.062
\(0.56\)\(3+41.97\)25.185
\(0.03\)\(10+41.97\)1.559
計(初当たり時期待総ラウンド数)33.71

1ラウンド平均140玉、右打ち中の増減なしとすれば期待出玉は 140×33.71≒4,719玉。
この場合の等価ボーダーは16.94rpkとなります。

2021.09.21 DEM.
2021.09.30 加筆修正
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