「ナンバーズ」。もう700回目の抽選も目前です。
今まで何度となく、しつこいと思われた方もいるでしょうが、「ナンバーズは日付不可&ダブルを買え!」と書いてきました。
しかし最近、「あれ? これでこんな配当なの?」と思うことがときどきあります。もしかしたら「日付不可&ダブル」は不人気ナンバーではなくなってしまった!?
そこで、今回はこの文章を書いている時点での最新結果、第692回までのデータを用いて傾向が変化したのかを考えてみたいと思います。
第1回目の講座を公開してから、もう丸4年が経ちました。
その間「日付不可」の定義は何度か変わっています。今回は前々から「やらなければ」と思っていた「日付分類表」を作りました。
「000」から「999」までの1,000個の数字を並べ、日付の種類で色分けしてあります。
別のウィンドウで開くようにしてありますので、先を読む際に隣りに表示しておくと判りやすいと思います。
そこでは日付を次のように3種類に分けています。
日付タイプ | 意味 | 例 |
通常日付 | ○月○日と読める数字 | 112(1月12日、11月2日) |
平成年日付 | 平成○年○月○日と読める数字 | 793(平成7年9月3日) |
2桁日付 | 百位を無視して○月○日と読める数字 | 089(8月9日) |
日付不可 | 上記以外の数字 | 010 |
以下の考察ではこの定義に従って分析していきます。
また、それ以外に「ダブル」「トリプル」についても分析します。
第1回から第692回までの全ての結果を対象にどんな傾向があるのかをまとめてみました。
通常日付 | 平成年日付 | 2桁日付 | ダブル | トリプル | 件数 | 平均配当 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 非 | 非 | 非 | ○ | 非 | 17 | 141,312 |
B | Aの反対グループ | 675 | 97,791 | ||||
C | ○ | 181 | 80,578 | ||||
D | ○ | 502 | 94,925 | ||||
E | ○ | ○ | 109 | 71,965 | |||
F | ○ | 非 | 177 | 115,944 | |||
G | Fの反対グループ | 515 | 92,989 | ||||
H | ○ | 9 | 69,567 | ||||
I | 条件なし(全体) | 692 | 98,860 |
A.どのタイプの日付にも読めなくて、ダブルという意味です。
B.A以外のグループです。平均配当がこんなに違います。
C.通常日付に読めるもの。それ以外の条件はなし。
D.平成年日付に読めるもの。それ以外の条件はなし。
E.通常日付にも平成年日付にも読めるもの。
C・D・Eからは日付に読める数字がいかに低配当であるかがわかります。
F.ダブル。
G.F以外のグループです。これもかなり差が出ますね。
H.トリプルのみ。
F・G・Hからはダブルは高配当、ただしトリプルは低配当ということがわかりますね。
I.全体の平均配当です。この平均配当を下回るようなグループに属する数字は買わない方が良いでしょう。
ここまでは「日付不可&ダブル」は高配当という傾向が見られます。
では、これを最近200回の抽選結果とそれ以前とで比較してみましょう。
第1回から第492回までの結果と最近200回の抽選結果で先ほどと同じ表を作ってみました。
通常日付 | 平成年日付 | 2桁日付 | ダブル | トリプル | 件数 | 平均配当 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 非 | 非 | 非 | ○ | 非 | 11 | 139,400 |
B | Aの反対グループ | 481 | 98,974 | ||||
C | ○ | 137 | 78,513 | ||||
D | ○ | 354 | 96,397 | ||||
E | ○ | ○ | 84 | 69,698 | |||
F | ○ | 非 | 124 | 120,206 | |||
G | Fの反対グループ | 368 | 93,028 | ||||
H | ○ | 7 | 65,986 | ||||
I | 条件なし(全体) | 492 | 99,878 |
通常日付 | 平成年日付 | 2桁日付 | ダブル | トリプル | 件数 | 平均配当 | 変動率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 非 | 非 | 非 | ○ | 非 | 6 | 144,817 | ↑ 3.9% |
B | Aの反対グループ | 194 | 94,858 | ↓ 4.2% | ||||
C | ○ | 44 | 87,009 | ↑10.8% | ||||
D | ○ | 148 | 91,403 | ↓ 5.2% | ||||
E | ○ | ○ | 25 | 79,584 | ↑14.2% | |||
F | ○ | 非 | 53 | 105,970 | ↓11.8% | |||
G | Fの反対グループ | 147 | 92,891 | ↓ 0.1% | ||||
H | ○ | 2 | 82,100 | ↑24.4% | ||||
I | 条件なし(全体) | 200 | 96,357 | ↓ 3.5% |
さてさて、いろいろと考えてみましょう。
まず、全体では3.5%のダウンですね。これは以前に別の講座でも書いたと思いますが、全購入口数が安定してきて配当が落ち着いてきたためと考えられます。
では全体として下がってきている中で、その割合以上に下がっているものに注目してみましょう。
ひとつは最大の下げ幅のFタイプです。これは私の推している「ダブル」です。そうです、私がこれでこんな配当なの?と感じたのはこれが原因のようです。ダブルに関しては不人気の傾向が弱まっていると推測できます。
次に目立つのはDタイプです。これは私の勝手な推測でしかありませんが、平成も12年目に入り、子供の誕生日・何かの記念日などが平成であることが増えてきた為ではないでしょうか。
逆にC・Eタイプはかなりアップしていますが、それでも全体平均Iをかなり下回っています。この傾向は今後も続き、平成年日付と通常日付の差が縮まるものの日付可全体としては総平均を上回ることはないと予想されます。
さて、そんな中でAタイプを見て下さい。全体として3.5%ダウンにも関わらず、Aタイプはアップしています。200回中6件ということで傾向を読むには件数が少なすぎますが、期待してもよさそうです。
私が「日付不可&ダブルは既に不人気ナンバーではない?」と感じたのは確かに気のせいではなかったようです。
ダブルだけではかなり配当が落ちてますし、平成年日付の台頭で日付に読めるグループ内では新しい動きがみられました。
しかし、まだまだ「日付不可&ダブル」の威力は絶大です。「日付分類表」の赤い数字に絞って高額配当を狙い打とう!