ナンバーズ3の出目(下一桁)が偶数か奇数か。これも1/2ですよね。
そこで第820回までの出目を調べてみました。
2回連続までチェックすると大変なので、3回以上偶数または奇数が連続した回数をカウントしました。結果は下の表のとおりです。
連続回数n | 偶数 | 奇数 | 合計 | 理論値 |
3 | 27 | 26 | 53 | 51.25 |
4 | 14 | 12 | 26 | 25.625 |
5 | 6 | 7 | 13 | 12.8125 |
6 | 4 | 2 | 6 | 06.40625 |
7 | 1 | 4 | 5 | 03.203125 |
8 | 0 | 1 | 1 | 01.6015625 |
理論値は次のように計算します。
例えば偶数が連続3回出る確率の場合、
1回前が奇数 確率1/2
1回目が偶数 確率1/2
2回目が偶数 確率1/2
3回目が偶数 確率1/2
4回目が奇数 確率1/2
と、なります。連続の前後を考えないと、それ以前から続いていたケースや4連続、5連続と続いたケースを含んでしまうからです。
さて、同様にして奇数の場合も25.625になりますから、合計で51.25回が3連続の場合の理論値というわけです。
4回連続の場合は1/2がもう一つ増えますから、
となって、奇数と併せて25.625回が理論値となります。
もうわかりましたね(^^; そう、1/2ずつ減っていくわけです。わざわざ理論値の説明までする必要はなかったかもしれませんが、何回連続で続いても次に奇数(あるいは偶数)が出る確率は常に1/2だからこそ、こういう結果になるわけです。
先ほどの表だけでは、偶数か奇数が何回か連続した後、反対の目が出易いかどうかは判りづらいですね。
3連続を例に考えてみましょう。
3連続は53回ありました。この53回は3連続の直後に反対の目が出て連続がストップしたわけです。では、ストップせずに4回目も同じ目が出たのは何回だったのでしょう。そうです、それは4連続、5連続、...の出現回数を合計すればいいわけです。実際には、
となっています。同様に4連続以上の場合も計算すると、下表のようになります。
連続回数n | n+1回目でストップ | n+1回目も連続 | |
3 | 53 | 51 | (=26+13+6+5+1) |
4 | 26 | 25 | (=13+6+5+1) |
5 | 13 | 12 | (=6+5+1) |
6 | 06 | 06 | (=5+1) |
7 | 05 | 01 | |
8 | 01 | 00 |
表からは、6連続までは「続けて同じ目が出るか」「連続がストップするか」は半々くらいになっていることがわかります。
本来なら、
と、高らかに言うところなのですが、7連続のケースが気になります。
7回以上続いたケースが6回あるのに、そのうち連続が続いたのは1回だけで、残りの5回は連続がストップしています。
ということは言いません(^^;
プロ野球の開幕戦、巨人はチーム打率.393(33打数13安打)という脅威的な打力で快勝しましたが、誰もこれが一年間続くとは思っていないでしょう。
何とも歯切れの悪い結果になってしまいましたが、1/2はあくまでも1/2であると思っていただけたら幸いです。